4月は、新入生(M1)のゼミ選びの季節です。私の研究科でも、教員が公開ゼミを開催し、学生に研究内容やゼミについて説明が行われています。
今年度はM1担当の教務委員にもなっているので、自分のゼミだけでなく、他の先生の研究内容などゼミ選びの考え方や参考資料も紹介しようと、研究科で出版した書籍などを取り出してみたのが、下の写真です。
ブログの写真は小さいので分かりにくいですが、3冊が兵庫県立大の本、1冊が神戸大の本です。どれが神戸大の本でしょうか?
下の2冊を見てください。一見、帯だけが違う同じ本のように見えませんか?
実は左下が神戸大の本。「震災復興学」(神戸大学震災復興支援プラットフォーム 編)で、阪神・淡路大震災20周年の2015年10月発行。神戸大学で働いていた時で、私も「被災者の生活再建の課題」という部分を担当執筆しています。
よく似た表紙の右下は、「減災復興学」(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 編)で、阪神・淡路大震災30周年の2025年1月発行。現在の研究科の教員が、自分の専門分野を紹介するために書いた書籍で、私は「自治体・企業の災害対応体制の進展と課題」という章を担当執筆しています。
※どちらも私が原稿を書いていることだけは共通してます(笑)
ミネルヴァ書房さんは、こういう感じの表紙が多いので仕方ないのですが、タイトルも写真も帯も、装丁が似過ぎている。。。。
間違って買う人が出てしまいそうなので、後から出した県立大学側が、ちょっとテイストを変えた方が良かったですね💦
なお、上の2冊ですが、右上は、研究科設立時の教員が全員で執筆した「災害に立ち向かう人づくり 減災社会構築と被災地復興の礎」2018年5月発行です。やはりミネルヴァ書房さんから出版。
左上は、兵庫県立大学の防災教育研究センター設立10周年を記念して出版した「大学と防災教育 兵庫県立大学防災教育研究センターにおける10年の実践」2022年3月発行で、神戸新聞総合出版センターさんです。こちらは、私が編集を担当し、上記よりも、もう少し読みやすい一般向けテイストにしています。
(まさか、この2年後、防災教育研究センターが廃止になるとは夢にも思いませんでした。廃止を決めた人には、私の想いのこもった前書きと後書きだけでも、読んで欲しかった。)
と、いろいろ書きましたが、兵庫県立大学の防災教育や、減災復興政策研究科の設立の経緯、教員の研究内容などを知りたい方は、ぜひご一読ください!
ゼミ選びの参考にも最適です。
出版したばかりの「減災復興学」は、今、各教員のところにも何冊か配られているので、ゼミに入ると言ったら、学生さんは1冊もらえるかもしれません!?