兵庫県立大の政策科学研究所が、この4月から「ソーシャルデータサイエンス研究所」に変わったようだ。 政策科学研究所と言えば、名誉教授の加藤恵正先生が、本研究科の前に所属されていたところである。社会情報科学部をつくったことを考えると、確かに研究所があっても良いと思うのだが、防災教育研究センターの廃止の件もあるので、組織や名前が次々に変わっていくと、同窓生の帰属意識や大学のアイデンティティが固まらないのではなかろうかと少し心配である。(一貫性がある方が、信用が高まるというデータがある) 時代の流れに合わせて変わっていくこと、長く積み重ねて伝統を築いていくこと、どちらも大切であろう。
私がシンクタンク出身ということもあって、大阪、京都に比べると、兵庫県の大学は政策系が弱い(関学の総合政策学部はあるが、実務者教育には立地が弱い)ので、政策科学研究所をもっとアピールする方法もあったように思う。
1年ほど前に兵庫自治学会もなくなり、公務員の研修や教育、政策シンクタンク機能が県としてなくなってきている。神戸防災キャンパスの6Fに、ひょうご震災記念21世紀研究機構があり、ここがシンクタンク機能を担っているのだが、前身となった3つのシンクタンクと比べると、今の体制は弱いし、将来どうなるか不安もある。(ちなみに、この前身の3つのシンクタンクの統合のコンサルティングを、昔、仕事としてやっていました。)
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