2025年5月25日日曜日

地域安全学会、及び6thACUDRで発表しました

 5月16日~17日にかけて、人と防災未来センターとJICA関西にて、地域安全学会・春季発表大会と、地域安全学会がホストとなった国際会議6th Asian Conference on Urban Disaster Reduction (ACUDR) が開催されました。


ゼミ生が両方ともに論文を出し、発表を頑張っていたのに刺激され、私も両方で発表して参りました。論文は梗概集に掲載されていますので、発表資料をリンクしておきます。


地域安全学会

紅谷昇平「自然災害時における応援職員派遣体制の効果的な構築と準備に向けた考察」

・2月に総務省の調査を受けたコンサルさんからヒアリングを受けたので、その際、お話した内容を基にした報告、提案です。(データに基づいた「研究」ではないです。)


ACUDR

Shohei BENIYA, Shelter Utilization and Management in the Aftermath of the Great Hanshin-Awaji Earthquake. Proceedings of the 6th Asian Conference on Urban Disaster Reduction, Institute of Social Safety Science, Kobe City, Japan

・こちらは、30年前の阪神・淡路大震災の際、修士論文の調査で実施した避難所調査の結果のダイジェスト版です。

(プライバシーなども気になってあまり外部に公表しておらず、特に写真については修士論文中で一枚も使っていないのですが、30年経ったことだし、30年記念の学会ならそろそろ公開してもよいのだろうと思ってポスターを作製しました。でも解像度が低くて、よくわかりにくいですね。時間がなく、図も日本語のままで申し訳ありません。)


今回、阪神・淡路大震災30年の記念ということで、両大会が神戸で開催されました。

参加者数が、おそらく過去最多の大盛況だったので、運営側で頑張ってくださった方々は、本当に大変だったと思います。心より感謝いたします。

とても素晴らしい学会大会と国際会議になりました。


From May 16th to 17th, the ISSS Spring Conference and the 6th Asian Conference on Urban Disaster Reduction (ACUDR) hosted by ISSS, were held at the Disaster Reduction and Human Renovation Institution and JICA Kansai.

Inspired by my seminar students' enthusiastic efforts for both events, I also decided to present at both conferences. My papers are included in the abstract collection, and I've linked my presentation materials here.


This time, both conferences were held in Kobe to commemorate the 30th anniversary of the Great Hanshin-Awaji Earthquake.

The number of participants was likely the highest ever, making it a huge success. I imagine the organizers who worked so hard behind the scenes had an incredibly tough time. We greatly appreciate their efforts.

2025年5月9日金曜日

分担執筆した書籍「インフラ・レジリエンス」が出版されました

 

中央経済社から「インフラ・レジリエンス 暮らしと環境を守るために」が出版されました。
私も「第3章 自然災害へのレジリエンス」を分担執筆しています。主に電力についての最近の被災例やカスケーディング・ディザスターの考え方、需要者と供給者のコミュニケーションの重要性などについて説明しています。

減災復興政策研究科からは、馬場美智子先生も「第9章 道路交通と災害時の緊急輸送」をご執筆されています。こちらも、災害時の物流についてまとまった、大変勉強になる内容でした。

工学系だけでなく、社会科学系の研究者も参画しているインフラ関係の防災についての本は、意外に少ないように思います。 どの先生の原稿も、大変興味深いものでしたので、ご関心ありましたら、ぜひお手にとってご覧下さい。

編集ご担当の草薙先生、橋本先生、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

また、中央経済社の浜田様の原稿チェックは丁寧で素晴らしく、大変勉強になりました。経済系の本を出すんだったら、中央経済社様から出したいと思いました。




8月、9月の近況など

 また1ヶ月ほど、更新できていませんでしたので、近況を少し。 8月、9月は、一般に大学教員は夏休みで時間があり、研究ができる期間なのですが、今年は、 ・台湾(銘伝大学)からの国際インターン学生の受入(→久しぶりの英語授業) ・防災士研修(→ちゃんとした講義+防災に関する資格制度や...