主な理由は、
1)現在の勤務大学には、年間の兼業時間の上限があって、かなり厳しいこと
2)これまで、その地域とのお付き合いがなく、土地勘がないこと
3)私よりも、その地域に詳しく、適任の有識者がいらっしゃること
の三点ですが、特に2)、3)が大きいです。
その地域には、元々、地元の大学に防災に詳しい先生がいらっしゃったのですが、最近、他の地域の大学に移られました。
ですので、「違う地域に移られても、この地域に詳しい先生なのだから、手放しちゃダメです!」と、その先生を全力で推したのですが、どうもその先生にも断られたっぽい感じでした。
こういう話、他でもあって、
「ハザードリスクの高い地域なのに、どうして、もっと地域の防災の研究者・専門家を大切にしないのだろう」
と感じることがあります。
もちろん良い事例もあって、三重県や岐阜県、静岡県などは、県が地元の国立大学に人や資金を出して、防災の専門家を大切にして、また防災人材育成も頑張っています。
大学に防災の専門家がいない地域は、ぜひ都道府県が率先して、ホームドクターのような地域の防災の専門家を育てるつもりで、地域の研究者を大切にしていただきたいと思います。
ちなみに、ある県の仕事をしていた頃は、地元の大学を立てるため、私の肩書きを、大学名よりも先に、「人と防災未来センター リサーチフェロー」にしたこともあります。
特に災害が起こった後、地域を知らない外様の研究者・専門家が出しゃばっていくのは、仕方の無いことではあるのですが、あまり望ましいことではないですね。。。
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