2024年7月30日火曜日

オープンキャンパス

休日ではありますが、7月28日(日)、神戸防災キャンパスにて、減災復興政策研究科のオープンキャンパスを開催いたしました。

例年を大きく上回る大勢の方にご参加いただき、会場は大盛況でした。暑い中、会場に足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!

災害が多発しており、関心を持っていただける学生の方が増えていること、そして県立大の学費無償化が追い風になっているように思います。
学生の皆様の期待に応えられるよう頑張らなければと、改めて強く感じました。

また、例年は、一人一人の方とじっくりお話できたのですが、今回は十分に対応できなかった方もいらっしゃるかもしれません。

オープンキャンパスで物足りないこと、十分に質問できなかったことがありましたら、遠慮なくメールなどでご連絡ください。

2024年7月3日水曜日

「想定に頼らない防災対策を目指して」を寄稿しました(ほくとう総研機関誌NETT)

 ほくとう総研機関誌「NETT」に、
 「想定に頼らない防災対策を目指して」
と題した原稿を掲載していただきました。


こちらからpdfがみられます。結構、がんばって書きましたので、ぜひご覧ください。
https://www.nett.or.jp/nett/

(しばらく経つと、バックナンバーの方に移動すると思います。「第125号:特集:大災害を超えて」です)
https://www.nett.or.jp/nett/bn.html


こちら、東日本大震災の後、東北大学の丸谷先生との研究会でお世話になった政策投資銀行の方がほくとう総研で働かれており、原稿を依頼されたものです。

「好きなテーマで書いていいですよ」という大変ありがたいお話だったので、お言葉に甘えて、以前から一度きちんと整理しておきたかったテーマで書かせていただきました。


私のゼミのドクターの学生が、「オールハザード」や「マルチハザード」というキーワードを研究計画に入れていたのですが、県立大の先生でも、あまり理解していただけてなかったので、これはちゃんと説明しておかないといけないと思ったのが理由の一つです。


そしてもう一つの理由は、やはり令和6年能登半島地震です。
もう本当に「想定外」や「想定を超えた」を、災害対応が上手くいかなかった理由にするのは辞めましょう。
そして、ハザードだけでなく、地域や組織のぜい弱性に、災害前から目を向けるようにしましょう。


ハザードが専門の方には睨まれるかもと思いながら書いたのですが、「敵を知る」だけでなく、「己を知る」ことの大切さが、少しでも伝われば嬉しいです。


2024年7月2日火曜日

環境人間学部に建築学科ができる!? (第2回大学・高専機能強化支援事業選定)

少し前になりますが、6/26に記事になっていた以下の事業で、兵庫県立大も対象になっていました。

第2回大学・高専機能強化支援事業選定 「デジタル」「グリーン」を両方使用した学部学科が5つ
https://univ-journal.jp/246052/?cn-reloaded=1


こちらが文科省のpdf資料です。
https://www.mext.go.jp/content/20240624-mxt_senmon01-000027827.pdf

兵庫県立大学社会情報科学部/環境人間学部グリーンサイエンス学科、建築学科、食環境栄養学科(※)  (※は、既存組織の定員増を含む取組)


兵庫県立大学は、今年で創設20年目ですが、改革に熱心な大学で、かなり部局構成が変化しています。

私の勤務する減災復興政策研究科は2017年新設。他にも、2011年シミュレーション学研究科、2014年地域資源マネジメント研究科2021年の情報科学研究科(シミュレーション学研究科、応用情報科学研究科)、社会科学研究科(経済学研究科、経営学研究科、会計研究科、経営研究科)、理学研究科(物質理学研究科、生命理学研究科)、国際商経学部・社会情報学部(経済学部、経営学部)があります。

(記憶ベースなので、見落としがあったらすみません。)


他の近隣の国公立大学の部局構成が、この20年間、あまり変わっていない状況をみると、これはかなり珍しいケースです。母体である県の意向があったり(減災復興政策研究科は当時の井戸知事のご意向)、決して大きい大学ではないので、トップダウンのガバナンスが効きやすいのもあると思います。


国際商経学部や社会情報学部の人気をみると、時代に合わせて変化していく大切さを感じます。一方で、同窓会の結束や伝統を考えると、継続性・一貫性も大切で、バランスを取る難しさも感じます。


さて、先ほどのニュースだと、環境人間学部は、副専攻「防災リーダー教育プログラム」に、学生の方が多く参加してくれたり、防災についてのフィールドワークで講義を担当したりと、個人的につながりが強い学部です。
(大学院の研究室の先輩のU先生もいらっしゃいますし)

元々建築学科出身の私(一応、一級建築士)としては、新しく「建築学科」ができるのは、ちょっと気になり、楽しみにしています。

 

追悼 小林郁雄先生

 4日の金曜、小林郁雄先生が亡くなられたという訃報を、同僚の先生から教えていただいた。以前、ご病気という話は聞いたことがありましたが、その後、回復されたのだと思っていたので、突然のことに思わず「えっ!」と大きな声が出てしまいました。 小林先生とは、阪神・淡路大震災直後の復興まちづ...